三十八柱を書いてきて、最後がこの神様になりました。 風です。 姿がなく、掴めず、それでいて必ず何かを動かしていくもの。 締めくくりに、これほどふさわしい神様もいないと思っています。 志那都比古神とは、どんな神様か 志那都比古神(しなつひこのかみ)。風の神です。 『古事記』は、その生まれをこう記します。 伊邪那岐と伊邪那美が国を生んだあと、朝霧を吹き払った息から生まれた、と。 息そのものが、神になりました。 名の「シナ」は、息が長く続くことを意味するとされます。 伊勢神宮の風日祈宮(かざひのみのみや)、奈良 ...