こんにちは、内野燈です。
あなたは、こんなことはありませんか?
本当はやってみたいことがある。
それなのに、いざ動こうとすると、足がすくむ。
「まだ早い」「もう少し準備してから」
そう自分に言い聞かせて、そっと蓋をする。
もし、あなたにも心当たりがあるのなら。
その怖さの正体を、今夜は少しだけ、一緒に見つめてみたいと思います。
■ 怖さは、本気の裏返し
私たちは、どうでもいいことに、強い怖さを感じません。
たとえば、興味のない仕事を断ることに、心臓が高鳴ることはないはずです。
怖さが生まれるのは、そこに「大切なもの」があるとき。
本気で望んでいるからこそ、うまくいかなかったときを想像して、こわくなる。
心から「やりたい」と思っているからこそ、傷つくのがこわい。
つまり、その怖さは。
あなたが本気であることの、なによりの証拠なのです。
やりたいことほど怖いのは、あなたが弱いからではありません。
それだけ、その願いが本物だということなのです。
■ 脳は、あなたを守るために警告を鳴らす
この反応には、脳科学的な裏づけがあります。
未知の状況に踏み出そうとするとき、脳の扁桃体という部分が「危険かもしれない」と反応します。
すると自律神経が働き、心拍が上がり、身体が緊張する。
これは、太古から私たちを危険から守ってきた、生存のための仕組みです。
同時に、理性をつかさどる前頭前皮質は、その怖さに理由をつけようとします。
「今はタイミングが悪い」「まだ実力が足りない」――
一見もっともらしいこれらの声は、多くの場合、あなたを守ろうとする脳の防衛反応にすぎません。
大切なのは、この仕組みを知っておくことです。
怖さを感じたとき、「これは脳が正常に働いているサインだ」と気づけるだけで、
その怖さに、飲み込まれにくくなります。
■ 「怖くなくなってから」は、たぶん来ない
多くの人が、こう考えます。
「怖くなくなったら、動こう」と。
けれど、脳の仕組みを思い出してください。
未知である限り、脳は警告を鳴らし続けます。
つまり、初めての一歩は、いつだって怖いのです。
怖さが消えるのを待っていると、その日は、なかなかやってきません。
だからこそ、順番を入れ替えてみる。
「怖くなくなってから動く」のではなく、
「怖いまま、動いてみる」。
日本には古くから、「案ずるより産むが易し」という言葉があります。
頭の中でふくらませた不安より、実際に踏み出してみたときのほうが、ずっと軽い。
先人たちも、この心の仕組みを、経験として知っていたのかもしれません。
■ あなたへの処方箋
今夜、心に留めておいていただきたいことを、三つ。
ひとつ。怖さを、消そうとしないこと。
消そうとするほど、それは大きくなります。「本気の証拠だ」と、静かに受けとめてください。
ふたつ。完璧な準備を、待たないこと。
準備が整いきる日は来ません。七割で、そっと動き出してみてください。
みっつ。小さな一歩で、いいこと。
大きく飛ぼうとしなくて大丈夫。ほんの少し前に進むだけで、脳は「意外と大丈夫だった」と学習していきます。
震えている自分を抱えたまま、それでも動く。
その小さな積み重ねが、気づけば、あなたを遠くまで運んでくれます。
怖いと感じているあなたは、臆病なのではありません。
ただ、本気で、前を向こうとしているだけなのです。
あなたの心に、そっと灯りがともりますように。
Soul Insight ― 魂の処方箋 ―
脳科学×スピリチュアルで心を凪にする言葉を配信しています。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。