世界から光が消えたとき、神々が選んだ方法は、意外なものでした。 説得ではありません。力ずくでもありません。 祭りを起こしたのです。 その中心で舞ったのが、天宇受賣(あめのうずめ)でした。 天宇受賣とは、どんな神様か 芸能の女神です。神楽(かぐら)の起源とされ、踊り手や役者の守り神として信仰されてきました。 猿女君(さるめのきみ)という一族の祖ともされます。のちに天孫降臨のとき、道の途中に立ちはだかる猿田彦と対峙し、結ばれる神様でもあります。 司るものは、歓喜。解放。そして、魅せること。 岩戸の前で、何が起 ...