日本神話に登場する、最も有名な怪物。 八俣遠呂智(やまたのおろち)。八つの頭と八つの尾を持つ、山を八つ越えるほどの巨大な蛇です。 この物語がいまも読まれ続けているのは、倒し方にあると思っています。 須佐之男命は、力でねじ伏せたのではありません。酒で酔わせて、眠ったところを斬ったのです。 八俣遠呂智とは、何者か 『古事記』の描写は、驚くほど具体的です。 目は鬼灯(ほおずき)のように赤く光り、ひとつの胴体に八つの頭と八つの尾を持つ。背中には苔が生し、杉や檜が生えている。腹は爛れて血がにじんでいる。 苔と木が生 ...